Udemy情報漏洩 2026年4月 ― 140万件流出、今すぐやること5ステップ 2026年5月25日更新

Udemy情報漏洩 2026年4月 ― 140万件流出、今すぐやること5ステップ|サイバーレジリエンス株式会社
🚨 緊急特報
初版:2026年4月28日 | サイバーレジリエンス株式会社

Udemyで140万件
情報漏洩が発生しました

「利用しているUdemyが漏洩しています。パスワードや社内システムはどうすればいいですか?」
お客様からのご質問をもとに、今すぐ取るべき対応を解説します。

📝 【2026年5月25日 更新】 複数の一次情報源(Have I Been Pwned、Cybernews、eSecurity Planet、HelpNet Security)でファクトチェックを実施し、内容を更新しました。 攻撃経路(Salesforceインスタンス)の追加、未確認統計の修正、ShinyHuntersの同時攻撃状況(Zara・7-Elevenなど40社超)を新たに掲載しています。 Udemy・ベネッセコーポレーションからの公式声明は2026年5月25日現在もまだ確認されていません。
✅ ファクトチェック済み 主要数値はすべて一次情報源(HIBP公式・Cybernews・eSecurity Planet・HelpNet Security)で照合済みです。 未確認の統計は本文内で明示しています。

サイバーレジリエンス株式会社 / 初版2026年4月28日 / 最終更新2026年5月25日

⚠️ 何が起きたか(事件の概要)

2026年4月24日、サイバー犯罪グループ「ShinyHunters」が、オンライン学習プラットフォームUdemyから140万件超のユーザーデータを窃取したと主張し、「支払え。さもなくば公開する」と脅迫しました。Udemyが身代金の支払いを拒否したため、4月27日にデータが公開されました。Have I Been Pwned(HIBP)がデータを検証し、データベースに登録済みです。[1]

140万
件のレコードが流出
HIBP公式が確認済み
(2026年4月26日登録)
出典:HIBP [1]
4/24
→ 4/27の3日間
脅迫から公開まで
出典:Cybernews [2]
40社
超が同時攻撃対象に
ShinyHuntersが2026年4月
時点で掲載した企業数
出典:eSecurity Planet [3]
7,300万
人規模のプラットフォーム
Udemy全ユーザー数
(2024年公式発表)
出典:Udemy公式

事件のタイムライン

  • 4月24日
    ShinyHuntersがダークウェブ上のリークサイトに「Udemy」を掲載。「140万件超のPIIおよび社内データを窃取した。4月27日までに支払いがなければ公開する(FINAL WARNING PAY OR LEAK)」と脅迫。
    出典:dexpose.io [5]、Cybernews [2]
  • 4月26日
    Have I Been Pwned(HIBP)がUdemyのデータをデータベースに追加。メールアドレスで自分が含まれるか確認できる状態に。
    出典:HIBP公式 [1]
  • 4月27日
    Udemyが交渉を拒否。ShinyHuntersが「我々の申し出を無視した(The company failed to reach an agreement with us despite our incredible patience)」としてデータを公開。140万件のメールアドレス・氏名・住所・電話番号・勤務先・職種・講師の支払い方法が流出。
    出典:HelpNet Security [4]、HIBP [1]
  • 4月28日〜
    Redditユーザーより、Udemyで使用していた業務用メールアドレス宛に脅迫メールが届いたとの報告が相次ぐ。Udemy登録メールを名指しした具体的な脅迫内容が確認された。
    出典:Reddit r/Udemy [6]
  • 5月25日現在
    Udemy・ベネッセコーポレーションからの公式謝罪・対応案内はまだ確認されていない。複数の被害ユーザーから「問い合わせても回答なし」との報告あり。
    出典:Reddit r/Udemy [6]、自社調査

【新情報】攻撃経路:Salesforceインスタンスから流出

⚡ Salesforce経由の侵入が確認されています

McAfeeからユーザーに届いたアラートおよび複数のセキュリティ機関の分析によると、今回の情報はUdemyのSalesforceインスタンスから流出したとされています。[6][7]

ShinyHuntersは2026年の一連の攻撃で、標的企業のCRMプラットフォーム(Salesforce・Snowflakeなど)をVishing(電話を使ったソーシャルエンジニアリング)と認証情報窃取により侵害するという共通の攻撃手口を用いています。同時期に被害を受けたZara・7-ElevenもSalesforce/Snowflake連携経由の侵入が確認されています。[7]

企業担当者の方へ:SalesforceなどCRMツール上のユーザー管理・アクセス権限・MFA設定を今すぐ確認してください。

漏洩したデータの内容と二次被害リスク

以下はHIBP公式が確認した漏洩データ項目です。[1]ご自身の登録情報と照らし合わせて、該当するリスクに備えてください。

漏洩したデータ 二次被害リスク 危険度
メールアドレス HIBP確認 標的型フィッシングの送付先として悪用。すでに脅迫メール被害報告あり 🔴 高
氏名 HIBP確認 なりすまし・ソーシャルエンジニアリング 🔴 高
住所・電話番号 HIBP確認 SMS詐欺(スミッシング)・電話詐欺 🔴 高
勤務先・職種情報 HIBP確認 企業への標的型攻撃・BEC(ビジネスメール詐欺)の下準備 🔴 高
講師の支払い方法
(PayPal・小切手・銀行口座)HIBP確認
講師を対象とした金融詐欺・不正送金 🔴 高
パスワード 今回の漏洩データには含まれていない(HIBP公式確認) 🟢 今回は非対象
⚡ 「パスワードが漏れていないから安心」は危険です

勤務先・氏名・職種・電話番号が揃えば、攻撃者はあなたの会社と役職を特定し、精巧な標的型フィッシングメールを送ることができます。「Udemyサポートから請求のお知らせ」「IT部門からパスワードリセットのお願い」といった偽メールが届く可能性が高まっています。

実際に2026年4月28日以降、Udemyに使用していた業務用メールアドレス宛に脅迫メールが届いたという報告がRedditで相次いでいます。[6]

ShinyHunters とは何者か

ShinyHuntersは大規模なデータ窃取と恐喝を専門とする金融目的のサイバー犯罪グループです。2026年4月時点でリークサイトに40社超の企業を掲載しており、教育機関・医療・小売・IT企業など業種を問わず攻撃を行っています。[3]

🔎 ShinyHunters の主な手口(eSecurity Planet調査)[3]
  • Vishing(電話詐欺):ITサポートや上司を装った電話でMFAコードや認証情報を騙し取る
  • Infostealer(情報窃取型マルウェア):従業員PCに感染させ、認証情報・セッショントークンを自動収集
  • MFAバイパス:取得した認証情報でSSOやクラウドサービスに不正ログイン
  • SaaS集中攻撃:Salesforce・Snowflakeなど多数の企業が使うクラウドプラットフォームを狙い、1カ所の侵害で複数企業のデータを取得
  • 二重恐喝:データを流出させた後に「削除するから支払え」と追加恐喝。支払っても削除の保証なし
📌 フランス当局が2025年6月に逮捕しているが活動は継続

フランス当局は2025年6月23日にShinyHunters関係者4名を逮捕していますが、その後も活動は継続しており、2026年のZara・7-Eleven・Udemy等への攻撃が確認されています。[7]

お客様からのご質問と弊社の回答

Q|Udemyと同じパスワードを社内システムでも使っています。今すぐ変更すべきですか?
A|はい。今すぐ変更してください。
今回の漏洩データにパスワードは含まれていませんが(HIBP公式確認[1])、Udemyと同じパスワードを別サービスで使い回している場合は速やかに変更してください。これは「クレデンシャルスタッフィング」対策として重要です。攻撃者は過去の流出パスワードリストと今回の漏洩データを組み合わせ、社内システムへの不正ログインを試みます。
Q|Udemyから公式の連絡はありましたか?
A|2026年5月25日現在、公式声明・謝罪文は確認されていません。
複数のユーザーが問い合わせても返答がないと報告しています。[6] ベネッセコーポレーション(日本代理店)からの通知も現時点では確認できません。公式発表があり次第、本記事を更新します。

今すぐやること ― 5つの対応ステップ

  • 1

    Udemyと同じパスワードを使っているサービスをすぐに変更する

    メール・社内システム・クラウドサービス・SNSなど、Udemyと同じまたは似たパスワードを使っているものはすべて変更してください。変更後はパスワードマネージャー(Bitwarden・1Password等)に保存し、サービスごとに異なる長いパスワードを設定します。特にSalesforce・Office 365・Google Workspaceは最優先で変更してください。

  • 2

    Have I Been Pwned で自分のメールアドレスを確認する

    haveibeenpwned.com にアクセスし、Udemyに登録しているメールアドレスを入力してください。「Udemy」と表示されれば漏洩対象です。無料で確認でき、メール通知登録をしておくと今後の漏洩も自動的に通知されます。

  • 3

    Udemyからのメールの「フィッシング警戒モード」をオンにする

    Udemyに登録したメールアドレス宛に、Udemy・IT部門・ベネッセを装った不審なメールが届く可能性があります。メール内のリンクをクリックする前に送信者アドレスを必ず確認し、Udemyへのログインは www.udemy.com に直接アクセスする習慣をつけてください。実際に脅迫メールが届いた事例が報告されています。[6]

  • 4

    全アカウントに多要素認証(MFA)を設定する

    万一パスワードが漏洩しても、MFAがあれば不正ログインを防げます。メール・社内システム・クラウドサービスすべてに認証アプリ(Google Authenticator・Microsoft Authenticator)を設定してください。SMS認証より安全で、設定は5分で完了します。特にSalesforceなどCRMツールへのMFA設定は今すぐ確認してください。

  • 5

    ベネッセ・Udemyの公式発表を待ち、指示に従う

    現時点ではUdemy・ベネッセコーポレーションからの公式謝罪・対応案内がまだ出ていません(2026年5月25日現在)。公式発表後に追加の対応(アカウント停止・再発行等)が指示される場合があります。公式サイト以外の「対応案内」を名乗るメールやSMSには応じないでください。

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企業担当者の方へ ― 従業員への周知ポイント

📢 社内への共有文例(コピーしてご利用ください)

「Udemyで情報漏洩が発生しました(2026年4月27日公開)。
①Udemyと同じパスワードを他サービスで使っている方は今すぐ変更してください。
②Udemyを名乗る不審なメールには返信・クリックしないでください(脅迫メール被害報告あり)。
③自分のメールアドレスが含まれているか haveibeenpwned.com で確認できます。
④SalesforceなどCRMツールのアクセス権限・MFA設定を確認してください。
詳細な対応は会社からの正式通知をお待ちください。」

🏢 Udemy Business(企業契約)をご利用の場合
  • 社員のUdemyアカウント情報(メール・氏名・勤務先)がベネッセ経由で管理されている可能性があります。
  • ベネッセコーポレーションからの公式連絡を待ち、指示に従って対応してください。
  • 契約管理者はUdemy Businessの管理コンソールにアクセスし、不審なログイン履歴がないか確認することをお勧めします。
  • 従業員のパスワードポリシー(使い回し禁止・MFA必須)を再周知する機会としてください。
  • CRMツール(Salesforce等)を導入している場合:外部ベンダーとの連携設定・APIアクセス権限・MFA設定を今すぐ確認してください。
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ベネッセ経由の社員アカウント管理・Salesforceアクセス権限の棚卸し・社内周知文の作成支援など、企業規模を問わず対応します。まずはお気軽にご連絡ください。

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✅ 今回のポイントまとめ

  • 2026年4月27日、ShinyHuntersがUdemyから140万件のデータを公開(HIBP公式確認済み)[1]
  • 漏洩データは氏名・メール・住所・電話・勤務先・職種・講師の支払い方法。パスワードは含まれていない(HIBP確認)[1]
  • 攻撃経路はUdemyのSalesforceインスタンスと報告されている[6][7]
  • 勤務先・役職情報が漏れているため、企業を狙った標的型フィッシングに警戒。実際に脅迫メール被害報告あり[6]
  • ShinyHuntersは同時期にZara・7-Elevenほか40社超を同時攻撃。Vishing・SaaS侵害が主な手口[3][7]
  • Udemy・ベネッセの公式発表を待ち、それまでは公式サイト以外の案内に従わない(5月25日現在も声明なし)
  • この機会にMFA設定とパスワードマネージャー導入を全社展開することを推奨
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📚 参考情報・情報源(全件ファクトチェック実施済み)

※ 初版(2026年4月28日)に記載していた「56%が過去の別漏洩にも登場」という統計は、ソースの一次確認ができなかったため削除しました。確認できた統計のみを本記事に記載しています。


※ 本記事の数値・事実はすべて公開情報をもとに複数ソースで照合済みです(2026年5月25日最終確認)。
Udemy・ベネッセコーポレーションの公式発表があり次第、内容を更新する場合があります。

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